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通称:万年カレンダー
時刻+日付け+曜日+月+閏年(100年単位のスケジューリング済み)
【説明】
時間以外にフルカレンダー(月・日・曜日・閏年・月齢)を表示しながら2100年2月末まで修正は不要の複雑カレンダーメカニズムの事
4年に一度の閏年、2月末のカレンダー修正不要なメカニズムを組み込む
数あるカレンダー機能の中で最上位機種に位置し、現在2100年2月末まで日付け修正は不要の仕組みを組み込む
IWCで500万円以上、フランクミューラーで650万円もする複雑機能(2016年9月調べ)
2100年3月1日(2/29)に手動でカレンダー修正を実行すれば、2200/2300年は修正不要、但し太陽暦の微修正が不規則に必要な
2400年には2月末のカレンダー修正が理論上必要となる
パーペチュエルカレンダー機能を愉しむには、動かし続ける必要がある(強迫観念)
止まってしまった場合、閏年に注意してリスタートすれば、機能は維持される
※関連語句
- 太陽暦
- ユリウス暦
- グレゴリオ暦
- 月齢(ムーンフェイズ)
【追加】
Perpetual calendar に続き、時計におけるカレンダーシステムの解説。
時計のカレンダーには
1:デイト(日付)
2:デイデイト(日付け+曜日)
3:デイデイト+マンス(日付け+曜日+月)
4:アニュアリー(年時カレンダー)
5:パーペチュアルカレンダー(100年)
このほかにも月齢を表す(ムーンフェイズ)なども、、、
1は大の月、小の月に修正が必要(手動)
2は曜日のずれは発生しないので、1と同じ頻度での要修正
3は機種により1/2と同じ、日付けが要修正 月はそのまま
4は閏年の3月月初、要修正
5は次回修正は、2100年3月1日 その次は2200年/2300年、2400年は不要で、2500年は要修正
と言うように時計メカニズムに付属する、カレンダーシステムにも、複雑さに応じた違いが有るのです。
ROLEXのカレンダーでも、1のデイトカレンダーですから、4とか5のカレンダーシステムは、想像以上に複雑かつ精密な設計で組み立てられています。
Text by Makoto Chino All rights reserved by Chino watch.
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