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突撃 バーゼル 買付日記 2001年 3月23-25日

【1】2001年3月23日

『バーゼルショー』は世界から集まった時計好きな人達でごった返して居ました. 会場に、ともかく無事到着し、思わず写真撮影。
『さてこれからが、本番です』 会場内は撮影禁止、どうやってお話を進めて行きましょう。 「当って砕けろ」いつもの調子で行くことにしました.でも… 会場内の写真はありません.至るところにガードマン・関係者の姿が… とにかく初日は歩き回る事にしました。
【2】会場内クロノスイスのブース
会場内に1歩足を踏み入れると、そこはスイス時計村、 聞いた事、見た事あるブランドが、そこココにブース)を構えいるではないですか す・ご・い。 どのブースも玄関にはしっかりとした受け付けがあり、侵入者をがっちりガード、アポイントメント無しの一般客は、 とても相手にされそうもありません. まずはぐるっと広い広い会場内を探索、どんなところか 探検気分.はるばる東京からやってきた観光客としては、 このとてつもない巨大な雰囲気に飲まれてはいけません. 何しろ彼等は、スイス時計産業を牛耳る、名だたる精鋭達。
【3】クロノスイスのブースに並んでいたのは
昨年から話題にはなっていたクロノスイス.とても綺麗なブースで 人目を引きます.他のブースと違って中が見える作りになっていて、 まるで自分のところの時計の様…各ブランドが、お店を作り、 ショーケースに入れた自社製品を通行人が見ている展示会場は そのような作りになっています。と言う事は…ブースの中に入らなければ、 話も、商談も出来ないそれなら気軽に、ケースに何が並んでいるか『見物』と決めこみましょう。たくさん、本当にたくさんのブランドの時計達が並んでいました。更にびっくりする事は、そのブースの中に、雑誌で見た有名人 『社長とか・創始者』が実際に居ると言う事です。BASELのとてつもなく 大きなスケールに圧倒されながら会場を歩き回ります。







【4】SEIKOキネティッククロノ発見!

やはり悲しいかな日本人.目玉を発見したのはSEIKOの ブースでした.キネティッククロノ MXシリーズ  余談ですが、日本からのプレスの方たちのお目当ては、 このモデル.たくさんの取材申し込み対応に追われる SEIKOでした。店長、自社販売分をゲットすべく、 ブース受け付けへ…商談成立、胸を撫で下ろしました. 相手がSEIKOならヒルム事はありません.
【5】店長の注目品はB&R ベルアンドロス
このモデル、ビンテージ126シリーズは滅茶苦茶カッコ良いです. とにかくデザインではぴか一、他を寄せ付けないルックスで、店長注目!  何度も、ブースを訪れ、チャンスを伺い「隙」を見て一挙に画像を ゲット!中でも、最近少なくなってしまった、ゴールドのこのモデル、 が画像的には良いかな・・・と思いアップしました. 最終日には、商談スペースへ、切りこみ、代理店とお話をしました. 流通を制限し「ショップを選ぶ」そうです???代理店は、ホイヤー をやっていたワールド通商系の「ビーウォッチ」、名前がちょっと うちと似ているな…B&Rには、なんと資本の一部にシャネルが名を 連ねているそうで、ドイツ系メーカーだとばかり思っていましたが、 内情はフランス系で、ココでも、スイス資本とフランス資本の 攻めぎ合いがあるようです. そんなこたーどうでも良く、デザイン、造り、良かったですよ。 以後注目ブランドです.
【6】トノー型(樽型)と言えばD&S≫
トーノー型で今1番の注目は、ダービー&シャンデンブラン デザインではぴか一、プロからの注目もNo1(日本では)そこでチェック!  これが以外と静かで、ひっそりとして居るのです.人気、認知ともいまいち? 並み居る、有名ブランドを押さえつけるような、強力な存在感を期待しましたが、 まだまだ、本国では『かやの外』これは、雰囲気で分かります. やはり、現地での扱い、資本力の差は、はっきりと出るものですね。 ただし、新しいデザインを世に送り出した『功績』はたいしたもの. その昔6~7年前は、誰も現在のクロノスイスを創造さえしなかったはず… 新しい「流れ」を作れるか… 要注目!ブランド





【7】ケース屋さん発見!さっそく、交渉に
『FURICKER』社は、Sinnなどのケースを作成する、 ケースメイカー。話しをしていて技術的かつ柔軟な対応には 期待が持てました.最大のネックは、全然英語が伝わらない事 写真のお二人全く英語分からず、英語の出来る人が来るまで、 約15分間、店長と黙って向かい合っていた…、 『ちょっと笑える』ヨーロッパならではのお話しでした. 今現在持っている型を使用するなら、ミニマムロット 柔軟に対応してくれますが…重要なパートナー候補です.お二人とも、信用出来そうでしょ!
【8】かなりの作製実績が在りそうです
『FURICKER』社は、ケースサンプルをたくさん持ち、 ケースメーカーとしての実力はなかなかの物。試しに、ひねった質問をしても、左側の、MR、WALTER FRICKERが 平然と、それはこうすればいい…みたいな感じで答えてくれました。 30分ほど交渉しましたが、当方の要望、新型・薄型ムーブメント、 ように、新たにケースを作成せねばならづ、その場合はミニマム ロットが100個…これが結論です。ただし、ドイツチームは、 他に文字盤専用メーカー、針メーカーをグループ内に抱えており、 やり方次第では、充分に『組める』とは、判断しました。 良い感じの技術者だったんですけど、惜しいな~~ こう言う人達と仕事はしたいですよね…
 【9】LONGINEブースにて未発表モデル
国内メディアに先駆けて、2001年発表のNewモデルをご紹介。 ロンジンスクエァー『カラー』女性用 ダイヤ入りでカラフルな ストラップはシープスキン。『甘い生活』を標榜する大メーカーロンジンの意欲作! ただし、日本発売は早くて2002年.くれぐれもc-watch companyに 急いで注文しないで下さいネ.まだまだ入荷は先ですから… 同じスクエァーでも、正方形に人気が移ってきているようです.レディ-スは、 この春発売になった、SQにダイヤを入れ、カラーのお洒落なシープスキンで アクセントを付けたモデルですが、完成度は『素晴らしい』の一言. 女性陣の熱い注目を集めそう…


RADOとの商談に挑みます、と言ってもせっかく日本から来たのだから、 ブース内でも見ていってください! つまり観光ですね。

【10】ちょっとピンぼけですが…

ブランドのブースに入れてもらうと、商談ルームに案内されます. RADOの商談ルームを『パチり』

こんな感じの部屋が、いくつも有って、 分刻みのスケジュールで、商談をこなします. つまり、この商談ルームには入れないと、ただの観光で終わってしまうのですね店長なんとか、商談ルームに侵入許可され、『胸を』撫で下ろしております.
【11】RADOの2001年バーゼル発表モデルは…

『ESENSA』楕円形で優しいシルエット、モノトーンのRADOにカラフルな ストラップで登場! 商談ルームに入って初めて、新商品を見ることが出来ます. 商談ルームのスケジュールは文字とおり、分刻み、アポイントで埋まっています. 1年に1回、最高の商談が行われる『バーゼルのブース内』商談ルームの画像です。 『エセンサ』は、RADO事業部が、今年の日本に投入する、戦略商品、 この他に、オーソドックスな、ブラックストラップのモデルが、6月頃日本登場予定です.
【12】POLJOT発見!ガーリンモデルが…

ポレオットもバーゼルに出品しておりました。 日本では見た事も無いモデルが沢山有りましたよ。気軽に声を書けましたが、スタッフのほとんど全員が全く英語を 理解してくれませんでした。これで商談できるのかいや??? しかしPOLJOTのブースも、他の有名ブランドの様な造りでは有りませんが、 沢山の来客で、溢れ、商談が頻繁に何語か分かりませんが行われておりました. 日本にも入れて欲しいモデルがあったのですが… 来年はドイツ語かロシア語勉強せい!と言うことですか? ポレオット、大丈夫です、世界的には認知されてました. 確認終了!





 BREITLING

【13】度肝を抜かれたのは…ブライトリング
飛行機を2機天井から吊るしている…本気か??? スイスならではの、ものすごいインパクトのあるディスプレイ。ココまで『楽しませてくれればOK』です.スイスに来た甲斐があったって ものでしょう。他のブースとは違った雰囲気を醸し出すブライトリング 入り口はゲートがあって、関係者以外完全シャットアウト! 店長、数少ないツテを頼りに、ゲートの中までは侵入成功! 商談部屋には入れませんでした。ブライトリングジャパン、 金原社長、入れていただき有難う御座いました. 今度日本でゆっくり御話しお聞かせ下さい.
【14】余話『ひょんなきっかけで…』

「縁」あって、小学館『ラピタ取材陣』と合流、 思いもよらぬ展開に突入!ガイドをしつつ、会場を「闊歩」 しっかりと「タダでは起きぬ店長」でした。
≪宣伝≫バーゼルの詳細を掲載の小学館「ラピタ」6月号 5/2発売! 他紙と違った角度にて、BASELに切りこみます. MOVADO&コンコルドブース内にて取材中(店長撮影)
 CHOMET・ショーメ 発見





BASEL2001日記

The END.

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 IWC  FRANK MULLER  BULEGET



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