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スイス出張に欠かせない時計、チュチマミリタリークロノグラフ760.02を定位置に…
Basel ワールドに、どの時計を着けて行くか?
プロならではの深~い?悩みを一時抱えていましたが…
時計のプロが集うBaselワールドへの出張は、プロがプロに会いにゆく特別なシチュエーションです、以前はかなり頭を悩ませましたが、 ある時その悩みも一気に解決されました。
ライナーニーナバーのコンプリケーションか、見易さ扱いやすさのリメスか、
日本を背負って立つ気迫を示すならばグランドセイコーあたりか・・・
しかしある時、「タフな時計を着けてゆこう、プロ同士の戦場に赴くのだから」と、 チュチマミリタリークロノグラフ760.02を腕にして出張したところ、思わぬ成果がありました。 及びもつかなかった新しい使い方を発見したのです。
Tutimaミリタリークロノグラフ760.02にはデッドストックムーブメントであるレマニア5100が搭載されておりますが、
特徴的な時間表示のレイアウトで、センターにクロノグラフ用秒針と分針がある上に、クロノ用12時間計が(6時側)に存在します。
日本を出発するときの日本時間でメイン表示(通常の長短針)をしたまま、現地時間午前零時にクロノグラフをスタートすると、
クロノグラフが示すのが現地時間表示となり、完全なデュアルタイム表示となって、二か国時間表示として機能することに
気付きました。この使用方法のメリットの一つは時計の時刻表示を現地時間に合わせる必要が全くなく、帰国時にそのまま
何事もなかったように使い続けることが出来る点です。
残念ながらこの使用方法は、他に流通するValjoux7750を搭載した一般的なクロノグラフでは出来ない使い方で、
レマニア5100ならではの、表示レイアウトがデュアルタイム・別作動GMT的な使用方法を可能とした結果です。
ひょんなことから偶然発見した使用方法ですが、短期的な海外出張には抜群の威力を発揮し、日本との時差も
計算に入れながら(しかも日本時間の24時間表示付き)、行動できるというメリット一杯の無くてはならない頼もしい相棒となりました。

世界を飛び回る男の頼もしい味方、Tutima760.02ミリタリークロノグラフ(レマニア5100搭載モデル)
更に…
アカデミーの時計士を始め、誰もがTutimaを腕にはめていることに納得している様子を示すことに気付いたのです。
少々マニアックな時計ではありますが、このミリタリークロノグラフはその信頼性、存在、機能どれをとっても、
時計のプロたちが一目置かずにいられない時計である様なのです。このポイントについては、出張を重ねる毎に
会う人ごとの反応で確信を深めました。
どうやって現地時間の午前零時を知るか、疑問をお持ちの方もおられると思いますが、出張には必ずSEIKOの
ワールド電波目覚ましを持参しますので、スイスに到着次第、SEIKOのリセットボタンさえ押せば、ヨーロッパ時間の
電波を受信し正しい現地時間表示となりますので、時間を間違うようなことはありません。
(2005年頃と記憶していますが、バーゼルワールド期間中にサマータイム突入のトリッキーな年もあり、油断は禁物)
最初の晩に長旅で疲れている中ではありますが、目覚ましを午前零時にセットし、午前零時にTutimaのクロノグラフを スタートさえすれば、あとは頼もしい2か国時間表示の高性能時計へ変身します。(ストップウォッチは使えませんが…)
トピックス
ドイツの時計業界が誇るクロノグラフが、機能的にも、バイヤーとしての名刺代わりとしても十分な威力を発揮する事と
なります、どうやらドイツ時計業界内のTutimaのステイタスは日本で感じるよりもはるかに高い物のようです。
そのTutimaがBaselワールドでグラスヒュッテへの工場建設とミニッツリピーター製作発表し、時計つくり技術における
スイス超高級メーカーへの追随を表明しコンプリケーションつくりへの参画表明をしたことは、ドイツの時計業界にとっても
大きな業績、貢献と映った様で、高い評価を受けておりました。
(2012年 出張レポート Tutima)
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